国際テロ組織アルカイダが、新たな指導者にナンバー??ツーのアイマン??ザワヒリ容疑者が就任したと発表したことについて、アメリカのゲーツ国防長官は「カリスマ性がなく、組織の統率は簡単ではない」という見方を示しました。

国際テロ組織アルカイダは１６日、イスラム過激派のウェブサイトに声明を出し、アメリカ軍に殺害されたァ〉マ??ビンラディン容疑者の後継者に、ナンバー??ツーのアイマン??ザワヒリ容疑者が就任したと発表しました。これについて、１６日に記者会見をしたアメリカのゲーツ国防長官は、アルカイダはアメリカにとって依然脅威だとしたうえで、「ビンラディン容疑者はアルカイダの創設者であり、カリスマ性があったが、ザワヒリ容疑者にはそれがない」と述べ、ザワヒリ容疑者が組織を統率するのは簡単ではないという見方を示しました。また、記者会見に同席したアメリカ軍の制服組のトップ、マレン統合参謀本部議長は「ビンラディン容疑者殺害に成功したように次はザワヒリ容疑者にも同じことを行う」と述べ、ザワヒリ容疑者の追跡を対テロ作戦の最重要課題とすることを強調しました。アメリカ政府は、ビンラディン容疑者を殺害した際に押収したパソコンなど大量の証拠品を基にザワヒリ容疑者の行方につながる情報がないか詳しく分析を進めています。