日本地震:死亡・不明 2万1000人超

 

  警察庁によりますと、今回の大震災でこれまでに死亡が確認された人は8649人となり、警察に届け出があった行方不明者を合わせると2万1000人を超えています。

  【宮城県】警察庁によりますと、宮城県ではこれまでに5244人の死亡が確認されています。沿岸部では壊滅的な被害を受けた地域が多く、宮城県警察本部によりますと、女川町や石巻市がある牡鹿半島などで多くの人が遺体で見つかったということです。また、宮城県内で警察に家族などから届け出があった行方不明者は3798人となっています。このほか、各自治体が所在を確認できていない人もいます。石巻市では通信手段が限られていることから被害の全容はまだ分からず、行方不明者の数は1万人に上ると推定されるとしています。南三陸町では人口のほぼ半数にあたるおよそ8000人、女川町ではおよそ5000人の所在が分からないということで、それぞれの自治体が確認を急いでいます。【岩手県】岩手県では、これまでに2650人の死亡が確認されています。市町村別では、▽陸前高田市が766人、▽釜石市が520人、▽大槌町が425人、▽山田町が374人、▽宮古市が291人、▽大船渡市が222人などとなっています。このうち、陸前高田市の戸羽太市長は、震災で死亡した人は市内だけで1000人を超えるという見通しを示しています。また、岩手県内で行方が分からなくなっている人は5023人となっています。【福島県】福島県では、いわき市や南相馬市、それに相馬市や新地町で大きな被害が出ていて、あわせて699人の死亡が確認されています。また、行方が分からない人は4436人となっています。【他の東北?北海道】このほか、▽青森県で3人、▽山形県で1人、▽北海道の函館市で1人が死亡しています。【関東】関東地方では、▽茨城県で19人、▽千葉県で16人、▽東京で7人、▽栃木県と神奈川県で4人、▽群馬県で1人の死亡が確認されています。今回の大震災で、これまでに死亡が確認された人はあわせて8649人となり、このうちおよそ4080人は身元の確認が終わり、およそ2990人は家族に遺体が引き渡されたということです。また、警察に家族などから届け出があった行方不明者は1万3262人となっていて、死亡した人と合わせると2万1000人を超えています。

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