１日のニューヨーク株式市場は、アメリカの雇用関連の指標が予想よりもよかったことや、ヨーロッパの信用不安がいくぶん和らいだことから、平均株価が大幅に反発し、終値は２４０ドル以上、値上がりしました。

１日のニューヨーク株式市場は、この日発表された、雇用に関する民間の調査会社の統計や製造業に関する指標が市場予想を上回ったことや、ヨーロッパで、アイルランドと同様に巨額の財政赤字を抱えるスペインが財政再建策を打ち出し、信用不安がいくぶん和らいだことから、買い注文が増え、平均株価は、一時２７０ドル以上も値上がりしました。平均株価の終値は、前日に比べて２４９ドル７６セント高い、１万１２５５ドル７８セントでした。市場関係者は「アメリカの経済指標が市場予想よりよかったことに加え、クリスマス商戦の出足が比較的好調なことから、市場に安心感が広がっている」と話しています。