『論語』の衛霊公篇-27

[白文]27.子曰、巧言乱徳、小不忍、則乱大謀、 

 
[書き下し文]子曰く、巧言は徳を乱る。小、忍びざれば、則ち大謀を乱る。 
 
[口語訳]先生が言われた。『弁舌が上手すぎるのは徳を害するし、小さいことに我慢しないと大きな計画を害することになる。』 
 
[解説]論語を貫徹する『巧言令色鮮なし仁』の教えについて表現を変えて言った部分である。小さな些事に怒ったり否定したりばかりしていると、『将来の大きな計画』に差し支えが生じることもあるので、『小事を捨てて大事を取る』の精神も大切なのである。 
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