『論語』の雍也篇-16

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[白文]16.子曰、不有祝它之佞、而有宋朝之美、難乎免於今之世矣。

 
[書き下し文]子曰く、祝它(しゅくだ)の佞(ねい)あらずして、宋朝(そうちょう)の美あるは難いかな、今の世に免れんことは。
 
[口語訳]先生が言われた。『祝它のように滑らかな演説の才能がなくて、宋朝のような美貌を持っているだけだと、今の世を乗り切る事は難しいことであるな。』 
 
[解説]祝它(しゅくだ)は衛の霊公の時代の名家臣であり、相手を議論で打ち負かす『雄弁術の才能』に優れていたと言われる。祝它は、当時の覇権国・晋と会合したB.C.506年の『召陵の会』で舌鋒鋭い演説を振るって衛のために活躍した。一方、宋朝という人物は、同じ衛の霊公の時代に寵愛された美男子であるが、霊公の夫人の南子(なんし)を喜ばせるために宋から招かれたという。孔子は、弁舌の才能のみに優れた『巧言の徒』を好まなかったが、それ以上に美しい容姿だけで君主や夫人に取り入ろうとする『令色の徒』を好まなかったと考えられる。小手先の演説や容貌が優れていなければ上手く世渡りできない現実の社会を、孔子が嘆いた部分とも解釈できる。
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