爱心雨伞 行将落幕

この梅雨空の下、女子校名の入った千本もの傘はどこで眠っているのか。福井市の仁愛女子高が10年前から続けた傘の無料貸し出し活動「愛の傘」を終えることになった。借りたまま返さない人が多すぎた

 
在这阴沉的天空下,标有女子学校名字的上千把雨伞在哪里长眠呢?福井市仁爱女子高中决定终止这项自10年前持续至今的免费借伞活动“爱之伞”。借走之后不还的人太多了。
 
2007年夏、突然の雨でずぶぬれになったお年寄りを見た生徒の声で始まった。生徒会のボランティア委員会が駅などに200本を置いた。「お戻し下さい」と明記したが、1カ月後には9割が戻らず、生徒たちを落胆させた
 
2007年夏天,因为有学生看见被突如其来的雨淋得浑身湿透的老人而开始了这项活动。学生会志愿者委员会在车站等处放置了200把伞。虽然明确写着“请您归还”,但1个月后有9成没有还回来,令学生们很沮丧。
 
慈善団体の国際ソロプチミスト福井などから支援を受けて補充した。赤や黄、緑など目立つ色に変えて、返却先を記したメモを付けた。善意に訴えるポスターも作ったが、返却率は上がらない
 
接受了慈善团体国际Soroptmist福井等的支援作出了补充。换成红黄绿等醒目的颜色,附上写有返回地点的标签。还做了诉诸善意的海报,但是归还率没有上升。
 
顧問の奥出(おくで)雅文教諭(38)によると、「これほど持ち去られては意味がない」という声が徐々に強まった。費用もかさみ、震災支援などほかの活動も忙しくなったため、「愛の傘」は10年を区切りに幕をおろすことになった。累積1100本に達した
 
据顾问奥出雅文老师(38岁)说,“被拿走这么多就没有意义了”这样的声音渐渐增强。费用也增多了,震灾支援等其他的活动也忙起来了,因此决定让“爱之伞”活动10年时间告一段落落下帷幕。累计达到了1100把伞。
 
最後の60本を今月、駅やホールへ運んだ竹内莉李香(りりか)さん(17)は「あきらめました」と言いつつも残念そう。「傘のことだけで言うなら、人の性善説よりも性悪説の方があてはまる気がします」
 
竹内莉李香(17岁)这个月把最后的60把伞搬到了车站和月台,她虽然说“放弃了”但难掩遗憾。“单从伞这件事上说,我感觉性恶说比性善说更合适。”
 
思えば傘は気の毒な道具である。しばしば持ち主に忘れられ、しばしば他人に持ち去られる。「天下の回り物」と言ってはばからない非常識な人もいる。〈結局は傘は傘にて傘以上の傘はいまだに発明されず〉奥村晃作。何か傘の立場を向上させる妙案はないものか。
 
想来伞是个可怜的工具。经常被主人遗忘,经常被别人拿去。还有堂而皇之地说“伞是天下轮流用的”这样缺乏常识的人。“结果伞就是伞,至今还没有发明出超越伞的伞。”奥村晃作。怎么能没有什么让伞升一级的妙招呢。
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