二零一六 意外频频

  • A+
所属分类:日语阅读

「まさか」の語源は、目の前のことを指す「目先(まさき)」だという説がある。現実を表す言葉が、ありそうにない事柄へと意味を転じたとすれば不思議な気がする。さて、「まさかの現実」に見舞われた2016年であった。

 
对于“まさか”(一旦、万一的意思)的词源,有种观点认为其来自“指眼前的事物”的“目先”。表达现实的词语却变为指不太可能发生的事情,真是令人感到不可思议。既然如此,我就来说说频频被“まさかの現実”(令人意外的现实)光顾的2016年吧。
 
最大のまさかは、米国大統領選でのトランプ氏の当選だろう。選ばれた後もまさかを繰り返しており、先日は「米国は核能力を大いに強化・拡大する必要がある」とツイッターで述べた。すでに7千もの核弾頭を持つというのに。
 
最大的“まさか”或许就是特朗普当选美国总统吧。而他当选后也是滔滔不绝,令人震惊。前些日子,他在推特上说,“美国有必要强化、扩大核力量”。而现实是美国已经拥有了7千枚核弹头。
 
英国は、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決め、世界を驚かせた。「EUへの巨額の負担金が浮くので医療費に回せる」という離脱派の宣伝が事実に反していたことが後に分かり、後悔する声が出た。デマ情報は米国大統領選でもあった。
 
而英国则用公投脱欧让世界陷入震惊。对于脱欧派宣扬的所谓“把交给欧盟巨量税金用于医疗”,英国人在公投后才明白这与事实截然相反,因此也出现了反悔的声音。并且,此类的谣言在美国大选中也出现了。
 
「ヒラリーがイスラム国(IS)に武器を売っていた」など少し考えればウソと分かりそうな偽ニュースが出回った。ネット上では「まさか」が「やはり」に変換されてしまうのか。事実や真実が重視されない時代を意味する「ポスト・トゥルース(真実後)」が、オックスフォード英語辞典が選ぶ「今年の単語」になった。
 
“希拉里卖给伊斯兰国武器”,如果你稍微思考下,就能分辨出这是假新闻。在网上,“まさか”(万一)就这样被变成了“やはり”(果然)吗?意指不重视事实和真相时代的“ポスト・トゥルース”(真理之后),被牛津英语词典选为“本年度单词”。
 
グローバル化に置き去りにされた人びとの怒りが高まった。エリートへの信頼が地に落ちた。米英での激変の背景は、そう語られる。まさかが生まれる理由を放置すれば、まさかは世界でさらに広がるかもしれない。
 
被全球化抛弃的人们的怒吼在高涨。对精英的信赖几乎荡然无存。有人如此解释美英发生巨变的背景。如果对“まさか”产生的理由置之不管,那么“まさか”或许还会在世界中进一步蔓延。
 
先が見通せない時代である。来年はむしろ、心が弾むような「まさか」が起きるのを期待したいものだ。
 
这是个看不见未来的时代。与其对明年期望过高,不如盼望能发生温暖人心的“まさか”。
weinxin
官方微信公众号
扫一扫关注官方微信公众号