津々(しんしん)

「津」という字を「つ」と読めば、船着場(ふなつきば)という意味です。「津々浦々(つつうらうら)」は、いたるところの港や海岸ということから、全国という意味で使われるようになりました。 

これを、「しん」と読めばどうでしょう。実は、「津」には、唾という意味もあります。「津々(しんしん)」は唾が次々と湧きでてくる様子。興味津々といえば、唾が湧くように、次々と興味が湧いてくることだったのです。 
緊張して「固唾(かたず)」を飲んだり、ほしい物を見て「生唾(なまつば)」を飲み込んだり・・・・・・。唾も心の状態を表すものです。それも、自分の意志でコントロール出来ないことですね。 
意識しないでも、次々と興味が湧いてくることの中に、あなたが本当にするべきことがあるのかもしれません。
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