夜に想う

点滅の中を 無蓋貨車が 闇を目指して行く

身体を ヒョイ と浮かせるといい
 
己れの苦悩だけで走り去る
重さも 感ぜず 感じさせず
話も まるでないように…
 
甲高い警笛を置き去りにしながら
私の洞穴に潜り込んでくる
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