小倉百人一首(10)

 10、

これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂(あふさか)の関
蝉 丸
 
【歌意】 これがあの、東国へ下る人も帰京する人も?ここで別れては逢い?知っている人も知らない人も、ここで別れては出逢うという、逢坂の関なのか。
 
【作者】 (せみまる) 9世紀後半の人か。盲目の琵琶の名手だったという伝説がある。
 
【説明】 逢坂の関は、山城国(京都府)と近江国(滋賀県)の境にある関所。「逢ふ」との掛詞として詠まれることが多い歌枕。
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