日本地震:死亡確認 1万1082人に

  警察庁によりますと、今回の大震災でこれまでに死亡が確認された人は合わせて1万1082人に上り、警察に届け出があった行方不明者を合わせるとおよそ2万8000人となっています。
  警察庁によりますと、東北関東大震災でこれまでに死亡が確認された人は、東北地方では、▽宮城県で6744人、▽岩手県で3283人、▽福島県で997人、▽青森県で3人、▽山形県で1人となっています。今回の大震災では、宮城県で死亡した人だけでも阪神?淡路大震災で亡くなった6434人を上回っています。また、関東地方では、▽茨城県で20人、▽千葉県で17人、▽東京で7人、▽栃木県と神奈川県でそれぞれ4人、▽群馬県で1人となっていて、▽北海道でも1人の死亡が確認されています。これまでに死亡が確認された人は合わせて1万1082人に上り、このうち8473人は身元の確認が終わり、8033人は、すでに家族などに遺体が引き渡されたということです。また、警察に家族などから届け出があった行方不明者は1万6717人で、死亡した人と合わせておよそ2万8000人となっています。沿岸部の自治体では、津波で壊滅的な被害を受け、行方不明者の人数を把握できていないところもあるほか、避難指示の対象となっている福島第一原子力発電所から半径20キロの地域では捜索活動が中断されています。このため震災の犠牲者の人数は、さらに大幅に増えるおそれが強くなっています。

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