３日に熊本空港を離陸した直後に消息を絶った小型飛行機とみられる機体が、４日午後３時すぎに山の中で大破した状態で見つかり、警察によりますと、現場の自衛隊員が男女２人の遺体を見つけたということです。警察は、飛行機に乗っていた夫婦ではないかとみて確認を急いでいます。

      消息を絶ったのは、山口県周南市の民間会社が所有する小型のプロペラ機で、周南市の医師で機長の神田博さん（５３）と妻の裕美さん（５０）の２人が乗っていました。小型機は、３日午後５時すぎに熊本空港を離陸してから、およそ２分後、１０キロ余り離れた熊本県大津町の矢護山の付近で空港のレーダーから機影が消えました。警察や自衛隊などが４日朝から小型飛行機の捜索を行った結果、午後３時すぎ、消息を絶っていた飛行機の機影がレーダーから消えた矢護山の山頂から南南東におよそ１．５キロの地点で、小型飛行機とみられる飛行機が山の中で大破しているのを、捜索中の自衛隊が見つけました。また、警察によりますと、現場の自衛隊員が男女２人の遺体を見つけたということです。警察は、飛行機に乗っていた夫婦ではないかとみて確認を急いでいます。