日语新闻:来年度上半期“企業は減益”

  円高で輸出企業の採算が悪くなることや、エコカーに対する補助金の終了で自動車関連の収益が減ることなどから、来年度の上半期の企業業績は減益になるという見通しを民間の経済研究所がまとめました。

  民間の経済研究所、「野村証券金融経済研究所」は、国内の主な上場企業353社の来年度上半期の業績について、期間中のもうけを示す経常利益が今年度と比べて2.9%の減益になるという見通しをまとめました。また「大和証券キャピタル?マーケッツ金融証券研究所」も、上場企業300社の来年度上半期の経常利益について2.7%の減益になるとしています。この理由について2つの研究所では、▽外国為替市場で円高になって輸出企業の採算が悪くなると見込まれることや、▽エコカーに対する補助金が終了した影響で自動車メーカーの収益が落ち込むとみられるためとしています。ただ、2つの研究所とも、来年度の下半期には世界経済の回復基調を受けて海外での売り上げが伸びるため、来年度全体の企業業績は増益になると予測しています。また来年度の為替レートについては、1ドル=80円~81円と想定していますが、「円高が急激に進むと利益が減少する可能性が高く、為替の水準や、欧米の景気の動向に注意する必要がある」と話しています。

分享到:
赞(0)