７年後の２０１７年に開かれる冬のアジア大会の日本開催に向けて、ＪＯＣ＝日本オリンピック委員会は札幌市に対して開催地に立候補するよう要請しました。

３日はＪＯＣの竹田恒和会長が札幌市役所に上田文雄市長を訪ね、２０１７年の冬のアジア大会の開催地に札幌市が立候補するよう正式に要請しました。ＪＯＣによりますと、２０１７年の冬のアジア大会は札幌市を中心に北海道のほかの都市を含めて開催することを検討していて、竹田会長は近く、帯広市にも協力を要請するということです。要請のあと、ＪＯＣの竹田会長は「日本の提唱で始まった大会で、その火を消すわけにいかない。国際大会を開催した経験が豊富な札幌市は、開催地に最もふさわしい」と述べました。一方、上田市長は「全面的に協力したいが、まだ大会の規模が見えず、財政的な負担がどの程度になるかわからない。開催経費を早急に概算して検討していきたい」と述べました。開催地は来月末にカザフスタンで開かれるＯＣＡ＝アジアオリンピック評議会の総会で決まりますが、今のところ海外を含めて立候補の動きはありません。札幌市は、立候補するかどうか、来月中旬までに最終的な判断をする考えです。