5.思(おも)いつきリ息(いき)をしてみよう
呼吸(こきゅう)は人間(にんげん)にとって大切(たいせつ)な活力源(かつりょくみなもと)。呼吸(こきゅう)が浅(あさ)くなると活力(かつりょく)が低下(ていか)する。現代人(げんだいじん)は総(そう)じて、呼吸(こきゅう)が浅(あさ)くなっている。
「こんな汚(きたな)い空気(くうき)なんかたくさん吸(す)いたくないよ」という気持(きも)ちがどこがで働(はたら)いているのかもしれない。都会(とかい)のあわただしい生活(せいかつ)のペスが、ゆったりした呼吸(こきゅう)のリズムと会(あ)わないということもある。
試(ため)しに、深呼吸(しんこきゅう)を十回(じゅっかい)ほどやってみてほしい。
身体(しんたい)がほぐれてくるのが分(わ)かるだろう。それだけ、あなたは普段(ふだん)、ギュッと身体(しんたい)を緊張(きんちょう)させて生活(せいかつ)しているのだ。
身体(しんたい)に緊張(きんちょう)をためすぎると、さまざまな問題(もんだい)を引(ひ)き起(お)こす原因(げんいん)になる。精神的(せいしんてき)にも好(この)ましくない。
毎日(まいにち)、時間(じかん)を決(き)めて、呼吸(こきゅう)に注意(ちゅうい)を向(む)けてみてはどうだろう。夜(よる)、寝(ね)る前(まえ)でもいいし、昼食前(ちゅうしょくまえ)の十分間(じゅうふんかん)でもいい。意識的(いしきてき)に呼吸(こきゅう)を深(ふか)めてやれば、それだけでも、心身(しんしん)の状態(じょうたい)が変(か)わってくる。