日语新闻:大学生が企画 障害者の美術展

 

大学生が企画から展示までを手がけた障害者の美術作品展が、さいたま市で開かれています。

 

「みつめあい」展と名付けられたこの作品展は、障害者の芸術参加を目的とした埼玉県の「障害者アートフェスティバル」の一環として開かれています。会場のさいたま市の県立近代美術館には、埼玉県内に住む障害者37人の作品190点が展示されています。企画から構成、展示まですべてを、芸術や福祉を専攻する大学生のグループが行っているのが特徴です。このうち、上尾市の小幡みちおさんの作品は、まんだら図やペルシャじゅうたんからヒントを得た絵画で、まんだら模様の間に人の顔がちりばめられた、豊かな色彩の作品です。また、さいたま市の斎藤裕一さんの作品は、ひらがなや漢字を重ね合わせて独特の模様を作り出しているユニークな作品です。作品展の企画委員長で武蔵野美術大学3年生の阿部葉子さんは「美術大学で学んでいるが、障害者の制作現場を訪れて大きな刺激を受けた。ぜひ多くの人たちに見てもらいたい」と話しています。この作品展は今月12日まで開かれています。

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