日本作家-姉小路 祐

姉小路 祐(あねこうじ ゆう、1952年 – )は、推理作家。京都府生まれ。京都市立日吉ヶ丘高等学校、大阪市立大学法学部卒業。立命館大学大学院政策科学研究科博士課程前期課程修了。
司法書士の資格を取得した後に、1989年「弁護士・朝日岳之助」シリーズの記念すべき第一作目となる『真実の合奏(アンサンブル)』が第10回横溝正史ミステリ大賞佳作を受賞。1991年には『動く不動産』で第11回同賞大賞を受賞する。「朝日岳之助弁護士」シリーズ、「刑事長」シリーズ、「署長刑事」シリーズなどを執筆し、山村美紗、西村京太郎らに続く2時間ドラマの主要原作者である。綿密な取材により司法や官僚の世界に踏み込んだ社会派ミステリ作家の一人。
『推理作家製造学〈入門編〉』は、まだアマチュアだった著者が推理小説作家としてプロデビューするまでをつぶさに描いた作家入門で、同時にエッセイとしても優れている。
1991年の『ミステリ作家製造法』は、コンテストで落選した過去の短編に加え、本書のために書き下ろした短編までもが編集者の容赦ない添削を受ける過程をそのまま掲載した異色の作家入門である。
立命館大学大学院時代の修士論文テーマは「司法改革と日本型政治経済の構造改革」だった。

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