『論語』の衛霊公篇-22

[白文]22.子曰、君子矜而不争、羣而不党、 

 
[書き下し文]子曰く、君子は矜(きょう)にして争わず、群して党せず。 
 
[口語訳]先生が言われた。『君子は厳格な誇り高い態度を取っているが他人と争うことはない。また、大勢の他人と交流するが党派に加わることはない。』 
 
[解説]有徳の君子は、謹厳実直に己を持しているが、その自尊心の高さゆえに他人と争い合うような狭量なところがない。寛容で温かみのある君子は、他人との幅広い交流を拒むものではないが、特定の党派に与して派閥争いをするようなこともないということである。 
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