まぼろしの星(09)

ひろった地図      ガンマ九号は、あいかわらずあてもなく飛びつづけている。突然、ベルが鳴りはじめた。ミキ隊員が言う。 「レーダーに、なにかがうつったようよ」  宇宙船の速力をゆ...
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おみやげ

 フロル星人たちの乗った一台の宇宙船は、星々の旅をつづける途中、ちょっと地球へも立ち寄った。しかし、人類と会うことはできなかった。なぜなら、人類が出現するよりずっと昔のことだったのだ。  フロル星人た...
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まぼろしの星(10)

みどり色のネズミ    飛びつづける宇宙船ガンマ九号のなかでノブオは退屈していた。することがないので、窓の外を望遠鏡でのぞいていたが、そのうちミキ隊員に話しかけた。 「ねえ、あの星におりてみ...
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黒田如水60

 道は一すじ 三    ふもとまで来ると、官兵衛はうしろを振《ふ》り顧《かえ》った。 「太兵衛。見送りはここでよい。もう帰れ」  きょう半日、母里太兵衛は、駒について歩いていたので...
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まぼろしの星(06)

ただよう城      おとなしい恐竜のいる星をあとにした宇宙船ガンマ九号は、さらに旅をつづけた。窓から外を見ると、数えきれぬ星々が、さまざまな色で輝いている。 「お父さんは、いまご...
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猫の事件22

 風邪とサラリーマン      その夜、二匹の風邪のビールスが風に揺られて町をさまよっていた。雲は凍てつき、今にも雪の降り出しそうな寒い夜だった。 「寒いな。だれか人間の...
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まぼろしの星(11)

お父さん      ガンマ九号は、スピードをいっぱいにあげて飛んでいた。だが、ノブオはのろくてしようがないような気分だった。お父さんに早く会いたくてたまらないからだ。  また、気に...
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まぼろしの星(07)

不時着    宇宙船ガンマ九号は、どこかの宇宙人の作った遊園地のお城をあとに、ふたたびあてもない旅をつづけた。ノブオが言った。 「変なお城でしたねえ。ぼく、からだがちぢんだり、もうひとりのぼ...
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まぼろしの星(12)

戦いのボタン      ここは地球からはるか離れた星だ。人類が訪れたのも、いまがはじめてにきまっている。そこで逃げこんだ地下室。こんなところで、突然話しかけられたのだから、みなはび...
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