『論語』の衛霊公篇-41

[白文]41.子曰、辞達而已矣、 

 
[書き下し文]子曰く、辞は達するのみ。 
 
[口語訳]先生が言われた。『言葉は意味が通じれば良いのである。』 
 
[解説]孔子は巧言令色を嫌ったように、修飾・比喩・潤色が多い華美な文章というものも余り好まなかったようである。その為、『言葉は意思疎通の道具である』という本質論に立ち返り、言葉というものはお互いに意味が通じれば十分なのであるという話になったのであろう。
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