『論語』の述而篇-02

[白文]2.子曰、黙而識之、学而不厭、誨人不倦、何有於我哉。

 
[書き下し文]子曰く、黙してこれを識し(しるし)、学びて厭わず(いとわず)、人を誨えて(おしえて)倦まず。我に於いて何かあらん。
 
[口語訳]先生がおっしゃった。『黙って記憶し、学んで飽きることがなく、他人に教えて倦怠することがない。これは私にとっては大したことではない。』 
 
[解説]孔子は自らが理想と考える教育者像を、自らの弟子の教育の中で見事に実践していた。その学者や教育者としての理想像が、無駄話をせずに必要な知識を蓄えることであり、学習し続けて飽きないことであり、弟子たちを教育して面倒にならないことだったのである。
 
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